世間がW杯に浮かれる中、「月の恋人」最終回が厳かに放映されました。
それにしても拡大最終回、ボリューム感たっぷりでしたね。
これまでで、最も出来がよかったようですが、
たまさかW杯の試合のない日にあたって、視聴率、どうだったんでしょうね~
![月の恋人篠原涼子個展やるんだよね.jpg]()
自分がつくり育ててきた会社から追放され、傷心の日々、
そして、自分自身を見つめ直す日々を送っていたキムタク。
篠原涼子を頼り、さらに自分の原点を確認していたようでした。
篠原涼子はキムタクを優しく包むように見守り、安息の地を与えていたようですし、
自分自身の気持ちにも気づいているようですが、
そこから先に進む勇気が出ないようでした。
一方の北川景子も、その様子を知り、一歩退こうとしていたみたいでしたね。
篠原涼子のところに転がり込んでいた時のキムタクとその周囲。
とっても馴染んでいるように見えて、
しばらくはそのままいさせてあげたいと思うようないい感じでしたが、
気持ちを抑えるのに耐えかねたのか、
篠原涼子、個展のための作品製作を理由に、いったんキムタクと距離をおくことにしてしまいました。
キムタクも、潔いのかプライドが高いのか、抵抗したりすがったりすることなく、
逆に気を使うような素振りで篠原涼子のアトリエを後にしてしまいます。
![月の恋人木村拓哉居候.jpg]()
そして、次にキムタクが頼ったのが北川景子でした。
ここらへん、キムタクは女を渡り歩いて凌いでる、いうなればジゴロ的でしたが、
どうなんでしょう、観てた感じではふたりの母性あふれる女の子の、
その母性を心ゆくまで発揮させてあげてる風に思いました。
キムタクの面倒を見てる時間、女の子はそれはそれで幸福だったようにとれましたが、
平成の今、女の子のそういう気分て残ってるものなのか、やや懐疑的に思える時もあります。
今時の女性の皆さん、こういうシーンをどう感じるんでしょうか?
高校野球の女子マネージャーになりたいと思うような女の子、今でもいるのかな?
![月の恋人北川景子看板作ってご満悦.jpg]()
キムタクと別荘で生活を共にする北川景子の献身的な態度、ちょっと感動的でした。
そして、そのささいな献身の積み重ねが結実して、キムタクに朗報が舞い込みます。
別荘地の役場から、キムタクの家具にかける思いを表現する機会が与えられました。
心のリハビリ中だったキムタク、
半分嬉しく、半分不安になっていた背中を、見えないところで押してあげたのは篠原涼子でした。
その篠原涼子、その案件がレゴリスとのコンペとなったキムタクに請われて、
コンペ用作品の製作現場に合流。
北川景子と共に、再び近くでキムタクを支えます。
黄金のトライアングルの完成です。
己の原点を見つめ直す心の旅を続けていたキムタク。
本気で作品製作に取り組む様子から、その木材に込めた思い、
使う人の気持をおもんばかる心根、
家具に対する真摯な態度、脇目もふらず誠実に努力する様など、
その魅力的な原点が、分かりやすく説明されていました。
これこそが、人を惹きつけ、レゴリスを短期間で業界トップクラスの企業にのしあげた
原動力だったんだなぁと確認することもできました。
それにしても、この気の置けない仲間たちと目標に向かって共に頑張ってる時、
この時間が充実感にあふれて最高でしたね^^
みんなで外で食べるシチューも、とってもおいしそうで楽しそうでした。
![月の恋人リン・チーリン再会.jpg]()
でもそんな時に、シュウメイ(リン・チーリン)が現れますね。
結局、女の子はみんなキムタクのもとに集まってきます。
周りが気を利かせてキムタクとリン・チーリンは二人きりになりました。
リン・チーリン、とってもきれいで、その存在だけでクラクラしてしまいそう。
会話やしぐさもそれなりに可愛らしかったですね。
でもどうでしょう、この逢瀬、それまで仲間と共に過ごした時間に優っていたとは、
私には思えませんでした。
素敵な時間で、何ものにも替えがたいと思ってしまいそうな瞬間、そして余韻でしたが、
精神性を重視しているようで、わずかに即物的な感じもしましたよね。
男にはそういうのが必要な時もありますが、
やはり観ていて篠原涼子や北川景子との時間の方に軍配をあげたくなりました。
ここらへんの微妙な演出は、とってもよかったと思います。
この後、リン・チーリンとの逢瀬の余韻に浸るキムタクを見て、
北川景子が自ら退いてしまいました。
今、逢ったばかりでそのことで頭が一杯なんだから、
もうちょっと待ってれば、また気持ちも帰ってくるのに、と思いましたが、
若さゆえか、結論を急いでしまったようですね。
いよいよコンペの日、贅をつくしたレゴリスの作品に対して、
キムタクの作品は、人と人とのつながりをイメージした、
木のぬくもりが感じられるようなあたたかい作品でした。
家具職人キムタクの完全復活を予感させる、気持ちのこもった良い作品でしたよね。
周りに支えられ再生するキムタク。
このまま、この心地良い環境のままいて欲しい気がとってもしたんですが、
やはり、結論を出してしまうんですね。
出せば立ち位置が変わってしまうことが分かっていても、
人はどうしても恋の結論を出して、二人の世界にシフトしていこうとするものらしいです。
キムタク、本当に自分の気持が読めるリテラシーを持つ、
アイスクリームの匂いのする女の子に決めてました。
このドラマ、見ている我々も、なかなかそのリテラシーを持てずに、
いかに物語を楽しむかに苦労していたと思うので、
このキムタクが出した結論は、なんだかとっても象徴的でしたよね。
そうです、葉月蓮介の心を読むリテラシーがないと、容易につきあえません(笑)
ちびで結構コケコッコー。
とっても長い拡大最終回、もの凄くお腹いっぱいになりました^^
リテラシーがなくても、北川景子ちゃんのようにいつでも味方でいてくれるなら、
それはそれで価値があり、安心出来るのかもしれません。
周りとの友情を保ったまま、景子ちゃんと一緒になってもよかったかなぁと思います(^_^)
<関連記事>
次週、最終回、傷付いたキムタクを包んだものは?-「月の恋人~Moon Lovers~」
最終章、序幕。物語は大きく動きました。-「月の恋人~Moon Lovers~」
レゴリスは月の砂。次週から最終章の序幕?-「月の恋人~Moon Lovers~」
キムタクの心、ちょっとは熱く燃えてきたかな?-「月の恋人~Moon Lovers~」
キムタクの心は病んでる?、それとも信長的なの?-「月の恋人~Moon Lovers~」
クールでヒールなキムタク、未だその全貌は明かされず?-「月の恋人~Moon Lovers~」
愛情や友情はあったのかな-「月の恋人~Moon Lovers~」
夜の笑っていいとも!-2010春のドラマ特大号
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それにしても拡大最終回、ボリューム感たっぷりでしたね。
これまでで、最も出来がよかったようですが、
たまさかW杯の試合のない日にあたって、視聴率、どうだったんでしょうね~

自分がつくり育ててきた会社から追放され、傷心の日々、
そして、自分自身を見つめ直す日々を送っていたキムタク。
篠原涼子を頼り、さらに自分の原点を確認していたようでした。
篠原涼子はキムタクを優しく包むように見守り、安息の地を与えていたようですし、
自分自身の気持ちにも気づいているようですが、
そこから先に進む勇気が出ないようでした。
一方の北川景子も、その様子を知り、一歩退こうとしていたみたいでしたね。
篠原涼子のところに転がり込んでいた時のキムタクとその周囲。
とっても馴染んでいるように見えて、
しばらくはそのままいさせてあげたいと思うようないい感じでしたが、
気持ちを抑えるのに耐えかねたのか、
篠原涼子、個展のための作品製作を理由に、いったんキムタクと距離をおくことにしてしまいました。
キムタクも、潔いのかプライドが高いのか、抵抗したりすがったりすることなく、
逆に気を使うような素振りで篠原涼子のアトリエを後にしてしまいます。

そして、次にキムタクが頼ったのが北川景子でした。
ここらへん、キムタクは女を渡り歩いて凌いでる、いうなればジゴロ的でしたが、
どうなんでしょう、観てた感じではふたりの母性あふれる女の子の、
その母性を心ゆくまで発揮させてあげてる風に思いました。
キムタクの面倒を見てる時間、女の子はそれはそれで幸福だったようにとれましたが、
平成の今、女の子のそういう気分て残ってるものなのか、やや懐疑的に思える時もあります。
今時の女性の皆さん、こういうシーンをどう感じるんでしょうか?
高校野球の女子マネージャーになりたいと思うような女の子、今でもいるのかな?

キムタクと別荘で生活を共にする北川景子の献身的な態度、ちょっと感動的でした。
そして、そのささいな献身の積み重ねが結実して、キムタクに朗報が舞い込みます。
別荘地の役場から、キムタクの家具にかける思いを表現する機会が与えられました。
心のリハビリ中だったキムタク、
半分嬉しく、半分不安になっていた背中を、見えないところで押してあげたのは篠原涼子でした。
その篠原涼子、その案件がレゴリスとのコンペとなったキムタクに請われて、
コンペ用作品の製作現場に合流。
北川景子と共に、再び近くでキムタクを支えます。
黄金のトライアングルの完成です。
己の原点を見つめ直す心の旅を続けていたキムタク。
本気で作品製作に取り組む様子から、その木材に込めた思い、
使う人の気持をおもんばかる心根、
家具に対する真摯な態度、脇目もふらず誠実に努力する様など、
その魅力的な原点が、分かりやすく説明されていました。
これこそが、人を惹きつけ、レゴリスを短期間で業界トップクラスの企業にのしあげた
原動力だったんだなぁと確認することもできました。
それにしても、この気の置けない仲間たちと目標に向かって共に頑張ってる時、
この時間が充実感にあふれて最高でしたね^^
みんなで外で食べるシチューも、とってもおいしそうで楽しそうでした。

でもそんな時に、シュウメイ(リン・チーリン)が現れますね。
結局、女の子はみんなキムタクのもとに集まってきます。
周りが気を利かせてキムタクとリン・チーリンは二人きりになりました。
リン・チーリン、とってもきれいで、その存在だけでクラクラしてしまいそう。
会話やしぐさもそれなりに可愛らしかったですね。
でもどうでしょう、この逢瀬、それまで仲間と共に過ごした時間に優っていたとは、
私には思えませんでした。
素敵な時間で、何ものにも替えがたいと思ってしまいそうな瞬間、そして余韻でしたが、
精神性を重視しているようで、わずかに即物的な感じもしましたよね。
男にはそういうのが必要な時もありますが、
やはり観ていて篠原涼子や北川景子との時間の方に軍配をあげたくなりました。
ここらへんの微妙な演出は、とってもよかったと思います。
この後、リン・チーリンとの逢瀬の余韻に浸るキムタクを見て、
北川景子が自ら退いてしまいました。
今、逢ったばかりでそのことで頭が一杯なんだから、
もうちょっと待ってれば、また気持ちも帰ってくるのに、と思いましたが、
若さゆえか、結論を急いでしまったようですね。
いよいよコンペの日、贅をつくしたレゴリスの作品に対して、
キムタクの作品は、人と人とのつながりをイメージした、
木のぬくもりが感じられるようなあたたかい作品でした。
家具職人キムタクの完全復活を予感させる、気持ちのこもった良い作品でしたよね。
周りに支えられ再生するキムタク。
このまま、この心地良い環境のままいて欲しい気がとってもしたんですが、
やはり、結論を出してしまうんですね。
出せば立ち位置が変わってしまうことが分かっていても、
人はどうしても恋の結論を出して、二人の世界にシフトしていこうとするものらしいです。
キムタク、本当に自分の気持が読めるリテラシーを持つ、
アイスクリームの匂いのする女の子に決めてました。
このドラマ、見ている我々も、なかなかそのリテラシーを持てずに、
いかに物語を楽しむかに苦労していたと思うので、
このキムタクが出した結論は、なんだかとっても象徴的でしたよね。
そうです、葉月蓮介の心を読むリテラシーがないと、容易につきあえません(笑)
ちびで結構コケコッコー。
とっても長い拡大最終回、もの凄くお腹いっぱいになりました^^
リテラシーがなくても、北川景子ちゃんのようにいつでも味方でいてくれるなら、
それはそれで価値があり、安心出来るのかもしれません。
周りとの友情を保ったまま、景子ちゃんと一緒になってもよかったかなぁと思います(^_^)
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