「Mother」、最終回。
もうこれ以上、何を語ることがあるんだろう。
秩序を破って感情のままに行動すれば、さらに不幸な結末が待ってるかもしれない…
そう思いながら観ましたが、
語ること、ありましたね。
![Motherつぐみちゃん電話.jpg]()
語ることもありましたが、なによりどこか座りの悪かった、
観ていたものの胸の中にあったもやもやをスッキリさせてくれた、
とっても素晴らしい最終回でした^^
まず、意表を突かれたのが、松雪泰子とつぐみちゃんの逢瀬の方法です。
つぐみちゃんの声を聞き、いとおしさにあらがえず、
思わず会いに行ってしまえば、さらなる不幸が待っている気がして、
つぐみちゃんが使っていた言葉は、そんなことを連想させるもので、
気が気ではありませんでした。
でもそうですよね、つぐみちゃんは法律なんて知らないんですよね。
自然な気持ちがあるだけで、逢いたい気持ちと勇気があれば会いに来れるんだよなぁ。
この展開には完全にやられました。
つぐみちゃんの再会シーンの演技、ぐっときましたね。
会いたい思いの表現に圧倒されて、その道中のことを思い気遣う松雪泰子が目立たぬほど。
![Mother幸せな一日.jpg]()
そして、つぐみちゃんのほうから飛び込んで来てくれたことによって、
夢見て破れた幸せな日々が、たった一日だけ実現します。
これは至福の時でした。
前回、田中裕子が話していた、
「たった一日あればいい・・・」
という言葉、ここで再び胸にしみました。
この日があったから、その思い出を心に生きていける、
そんな風に思える、とっても素敵な一日でした。
観てる私たちのスッキリも、この日を見せてもらえたからでしょう。
![Mother田中裕子3.jpg]()
また、今回のもう一つの驚きは、田中裕子が犯したと見られていた過ちの秘密でしょうか。
夫もろとも家に火をつけたとされた田中裕子。
その娘をささえたいという強い気持ちも鑑み、
内に激情を秘めた人なのかと思っていましたが、
どうやら違ったようですね。
ただただ、娘を守りたい、気持ちを楽にしてあげたい、
そういう思いで己を捨てた末の行動が、世間にそう評価されてしまったよう。
我々が知ってる「うっかりさん」そのままに、心からやさしい人(芯は通ってるけど)
であったようです。
とってもしたかったであろう言い訳や弁解も、
娘の新たな生活を壊す恐れのあるものとして、封印してきたんでしょうか。
強い人ですね。
男にはわかりませんが、母性とはそれほどのものなのかもしれません。
たった一日の幸福な日を残して、再びこの物語の母と子は別離を迎えます。
切ない思いをさせられながらも、
しかし、物語は私たちに、母性を通した命の継続を訴え、
希望の残るものとなっていましたよね。
つぐみちゃんも、この数ヶ月でちょっぴり成長したようです。
遥か先の幸せの予見もあり、ホント満足して物語を見終えることができました。
最終回を制作された皆さんの努力に、感謝したい気持ちで一杯です。
ありがとうございました。
![Mother松雪泰子つぐみちゃん手紙.jpg]()
このシーンに到るまでのふたりのにじり寄り。
さすがにつぐみちゃんには、荷が重かったかもしれません。
というより、子どもにあんなにじり寄りなんて(それもしゃべりながら)
させる方が不自然だったのかも。
言葉の選び方にも、初回に出てきた言葉(好きなもの帳)ほどセンスが感じられず、
良いシーンだっただけに、少しだけ残念でした。
つぐみちゃんの「あめふりくまのこ」、着うたダウンロードサービスがあるみたいですね^^
<関連記事>
最終回を前に、怖い展開に-「Mother」
希望への旅立ち、そして無情の天気雨-「Mother」
道木怜南との二度目の決別-「Mother」
命より大事な用事-「Mother」
つぐみちゃんを帰そうとする三つの力-「Mother」
美しき母のやきもち-「Mother」
山本耕史って…-「Mother」
子から母への無償の愛-「Mother」
母になり、そして母を訪ねる-「Mother」
大人びた詩人な少女に惹かれた女:松雪泰子-「Mother」
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もうこれ以上、何を語ることがあるんだろう。
秩序を破って感情のままに行動すれば、さらに不幸な結末が待ってるかもしれない…
そう思いながら観ましたが、
語ること、ありましたね。

語ることもありましたが、なによりどこか座りの悪かった、
観ていたものの胸の中にあったもやもやをスッキリさせてくれた、
とっても素晴らしい最終回でした^^
まず、意表を突かれたのが、松雪泰子とつぐみちゃんの逢瀬の方法です。
つぐみちゃんの声を聞き、いとおしさにあらがえず、
思わず会いに行ってしまえば、さらなる不幸が待っている気がして、
つぐみちゃんが使っていた言葉は、そんなことを連想させるもので、
気が気ではありませんでした。
でもそうですよね、つぐみちゃんは法律なんて知らないんですよね。
自然な気持ちがあるだけで、逢いたい気持ちと勇気があれば会いに来れるんだよなぁ。
この展開には完全にやられました。
つぐみちゃんの再会シーンの演技、ぐっときましたね。
会いたい思いの表現に圧倒されて、その道中のことを思い気遣う松雪泰子が目立たぬほど。

そして、つぐみちゃんのほうから飛び込んで来てくれたことによって、
夢見て破れた幸せな日々が、たった一日だけ実現します。
これは至福の時でした。
前回、田中裕子が話していた、
「たった一日あればいい・・・」
という言葉、ここで再び胸にしみました。
この日があったから、その思い出を心に生きていける、
そんな風に思える、とっても素敵な一日でした。
観てる私たちのスッキリも、この日を見せてもらえたからでしょう。

また、今回のもう一つの驚きは、田中裕子が犯したと見られていた過ちの秘密でしょうか。
夫もろとも家に火をつけたとされた田中裕子。
その娘をささえたいという強い気持ちも鑑み、
内に激情を秘めた人なのかと思っていましたが、
どうやら違ったようですね。
ただただ、娘を守りたい、気持ちを楽にしてあげたい、
そういう思いで己を捨てた末の行動が、世間にそう評価されてしまったよう。
我々が知ってる「うっかりさん」そのままに、心からやさしい人(芯は通ってるけど)
であったようです。
とってもしたかったであろう言い訳や弁解も、
娘の新たな生活を壊す恐れのあるものとして、封印してきたんでしょうか。
強い人ですね。
男にはわかりませんが、母性とはそれほどのものなのかもしれません。
たった一日の幸福な日を残して、再びこの物語の母と子は別離を迎えます。
切ない思いをさせられながらも、
しかし、物語は私たちに、母性を通した命の継続を訴え、
希望の残るものとなっていましたよね。
つぐみちゃんも、この数ヶ月でちょっぴり成長したようです。
遥か先の幸せの予見もあり、ホント満足して物語を見終えることができました。
最終回を制作された皆さんの努力に、感謝したい気持ちで一杯です。
ありがとうございました。

このシーンに到るまでのふたりのにじり寄り。
さすがにつぐみちゃんには、荷が重かったかもしれません。
というより、子どもにあんなにじり寄りなんて(それもしゃべりながら)
させる方が不自然だったのかも。
言葉の選び方にも、初回に出てきた言葉(好きなもの帳)ほどセンスが感じられず、
良いシーンだっただけに、少しだけ残念でした。
つぐみちゃんの「あめふりくまのこ」、着うたダウンロードサービスがあるみたいですね^^
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